昨夜、いつものパブからの帰り道、
私たちが向かっている方向から怒鳴り声が聞こえてきた。
何かモメているような様子はどこにも見あたらない。
視界にはこちらに向かって歩いてくる人影が2人。
どちらも1人で歩いていて、
2人の間隔は開いているので、赤の他人のようだ。
1人目とすれ違う。
この間、怒鳴り声は止んでいたが
2人目が近づいてきた時、再び始まった。
正体はこの2人目のオヤジだ。
Fワードをちりばめて喚きながら通り過ぎて行った。
この手の人はトロントに住んでいるとよく出会う。
大抵の場合、喚いている内容は
架空の人に向かった罵声が多い。
日中、人通りの多いところならそれほど怖さは感じないのだが、
夜に独りで出くわすと、決して気分のいいものではない。
先週、うちの近くで殺傷事件があった。
早朝6時の事件だったが、現場検証のため
ストリートカーがほぼ1日止まってしまったほどだ。(バスに振替え)
数人の言い争いがあったと報道されているが、詳細は分からない。
刺された1人は搬送先の病院で死亡、
現場を去ったもう1人(逮捕)もケガを負っていた。
仲間内のケンカだったのか、
通りすがりで言い争いが始まったのか真相は明かされていなが、
そもそもナイフを持っていることが怖い。
もしこの事件が通りすがりの言い争いだったとすれば
それこそ私を不安に陥れることになる。
うちの旦那は時々正義感を振りかざしてしまうタイプだからだ。
先月は2人が刺殺される事件も発生した。
その日、ちょうど私はジムにいたのだが、
事件が発生した家の近所に住むメンバーが、ジムに来るなり
「自分の母親と祖母を殺害した犯人が逃走してる」と教えてくれた。
この時、インストラクターはすぐにジムの入り口に鍵をかけた。
(☜これ正解だと思う)
その後、犯人が捕まったのか調べてみのだが情報がなく、
唯一見つけたのが、
”9/8の時点ではまだ捕まっていない”という地元の記事だ。
今もどこかをうろついていると思うと怖い。
これは決して無差別ではなく、
身内のいさかいなのかもしれないが、
自暴自棄になっている人間は次に何をしでかすか分からない…
とは言うものの、
治安が目だって悪化しているという状況では決してない。
いつもと変わらぬ穏やかな日々を過ごしている。
ただ、危険はどこにでも潜んでいるということを
改めて感じさせられた最近の出来事を少し振り返ってみたまでだ。
誰もが穏やかに暮らせることを願って…
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