汗だく

ここ数日暑い日が続いている。
いつものように家に引きこもっていれば
知らずに終わっていただろう。
しかし、よりによって予定があった。
金曜日は友人の誕生日祝いのディナーに出かけた。
ユニオン駅近くのレストランだったので
私たちはGo Trainで向かった。

ダウンタウンまで
いつもより快適に行くことはできたが、
そこからロングウォークが待っていた。
オーダーしていた誕生日祝いのケーキを
取りに行かなければならなかったのだ。
いつものごとく、私は詳細をよく知らない。
駅に着いて、
さて「ケーキ屋はどこ?」と聞くと、
「そんなに遠くない」と言う旦那。
しかしよくよく聞いてみると
Queen Street まであがると言う。
さらには西に向かって
Spadina Avenueまで行くらしい。
って結構歩きますやん!
(mapで確認してみたが約2キロ)

旦那はいつも日向を歩きたがる。
これはカナダ人あるあるで、
日差しが出る季節になると
むさぼるように太陽の日差しを浴びようとする。
寒い冬が長いこの地に住んでいると
動物の本能できっと自然にそうなるのだろう。
ところが、その旦那自ら
「日陰のあるあっちへ渡ろう」と言い出し、
信号待ちの際には日陰になっている場所にとどまる。
そんな姿を見たのは初めてかもしれない。

ダウンタウンに出なくなって久しい。
「この距離感、忘れてた…」と
縮小された地図にまんまと騙された旦那だったが、
「帰りはUberだ」とつぶやきながらなんとか完歩した。
炎天下の2キロは長い。

そして翌日の昨日、
テレビが見られなくなった。
うちはPCにモニターをつないで
ストリーミングを見ているのだが、
どうもPCが壊れたらしい。
夕飯時には何かを鑑賞しながら食べたい旦那。
夕飯の準備をする意欲をそがれたようで
「外で軽く食べて、そのあと映画でも見に行こう」
ということに。

近所のどこかで食べるはずが、
どこも気に食わなかったのか、
もう少し先へ、
もう少し先へと歩いているうちに何もなくなり、
結局映画館までの約5.5キロを歩く羽目に。
それも炎天下。
北へ向かって走る大通りには
どちら側にも日陰がない…
旦那が途中でFワードを吐き
Uberを呼ばなかったのは奇跡だ。
珍しく、もくもくと歩く姿は意外だった。
私はシューズさえ履いていれば歩くのは好きだ。
さすがにこの暑さで歩くのは嬉しくはないが…

暑さにも負けず、
険悪なムードにならずに楽しく歩けたのは、
互いに日頃の運動不足に
危機感を持っていたからかもしれない。
実は私はその前に友人と会っており、
すでに往復3キロ歩いたあとだったにもかかわらず
少しも嫌な気分にならなかった。

2日続けての炎天下でのウォーキング。
日を浴びて、汗をかいて
ずいぶん健康になった気がする自分がいる。
(実にオメデタイ人)
ただ、おなか周りの肉…
そろそろ本当にやばくなってきた。

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました