リモコンが出てきた。
あんなに探したリモコンが…
数年前に旦那の思いつきで購入にしたTVモニター。
しかし接続されることもなく地下に放置。
その不運なモニターが
今年に入ってやっと日の目を見ることになったのだが、
旦那の管理の悪さからリモコンが行方不明。
使いたい時に使えないこの不便さよ!
うちは豪邸じゃない。
探す場所はたかが知れている。
狭い上に収納スペースも大してない。
引き出しという引き出しは全部開けた。
箱という箱も全部開けた。
それも1回だけじゃなく何回も。
2人で代わる代わる同じところを探して回った。
もうこれ以上
住居スペースに隠せる場所などない。
あるとしたらお店の方だろう。
旦那は見たくないものは何でも店の地下に葬り去る。
実際、TVモニターはその地下に置かれていた。
本来なら(私なら)箱に入っていたものは
そっくりそのまま元の箱に戻すのが鉄則?だろう。
しかし開封と同時に
何でも放り投げるクセのある旦那には
これができない。
リモコンの紛失もこれが原因だ。
地下の捜索は旦那に任せたが、
1階のお店にはひとつ大きな棚がある。
いくつもの引き出しに、
旦那の仕事道具が所せましと詰め込まれている
いわばちょっとした倉庫だ。
私がどんなにきれいにオーガナイズしても、
元あった場所に戻せない人が使うと
数日もすればあっという間にカオスに陥る。
旦那がまず探した場所がここだ。
私も再確認でこの引き出しはすべて漁った。
しかし数日に渡る私たちの捜索*は実らず、
(*”探している時は見つからない”という
法則?のもと、数日おいてからまた探してみる)
ユニバーサルリモコンの購入に至った。
そのリモコン騒動から、かれこれ1か月。
旦那がニヤニヤしながら、
透明のジップロック式袋に入った
何かの付属品を持ってきた。
中には、取説・リモコン・ケーブルが…
新品のモニターを買った時に
箱から出てくる姿そのままだ。
一体どこに!?!?
なんのことはない。
例の旦那のオーガナイズされていない引き山し。
何かの下、奥の奥とかいう隠された状態でもなく
普通に開ければ目につく位置にあったという。
・・・
2人の目をまんまと欺いたリモコン。
というより、人間の目はこんなにも節穴なのか?
”躍起になって探している時は見つからない。”
”新しいものを購入すると見つかる。”
この不思議な法則に決まった名前はないらしいが、
真実である。
灯台下暗し
