お天気

日々の暮らし

この週末を含め、しばらく天気がぐずつくらしい。
私は天気に影響されやすい。
朝起きて、窓の外がどんよりとしていると
それだけで気分が下がる。
曇りならまだいいが、
雨が降っているともっと気分が下がる。
今は通勤がないからいいが、
本当に雨の日の外出は憂鬱だ。

高校生の頃、私は自転車通学だった。
雨の日の自転車ほど嫌なものはない。
雨合羽(この言い方今でもいける?)を着るのが面倒で、
(かつ夏場は暑くてムレる)
傘を片手によく通学していたが、
濡れた制服のあの微妙な臭さ…
重くなるスカート…
それに、自転車の前かごに入れるカバンも
きちんと覆わないと、
中の教科書やノートが大変なことになる。

私はあのふやふやになって、
倍に膨れ上がる本やノートが許せなかった。
雨の日はかなり慎重にカバーしたものだが、
突然雨に降られると防ぎようがない。
完全に自己中な物言いになるが、
自分の通勤・通学の時間帯に降る雨は
本当に嫌いだった。

人類が生きていく上で
欠かすことのできない水。
雨が必要なのは百も承知だ。
でも降るなら、みんなが寝静まる
夜のうちにたんまり降ってほしい。
朝が来たら、
せめて曇り空でとどめておいてくれたらな。

そんなことを思いながら、
今日も窓の外を眺めている。
今は雨足が少しおさまっているが、
窓をあけて外の空気を吸うと、
しっかりと雨の臭いがする。
しばらくは気分の上がらない日が続きそうだ。

初めてイギリス・ロンドンを旅行した時、
ロンドンの空は毎日ねずみ色だった。
外国の雰囲気は十分すぎるほど味わえたし、
それなりに楽しんだのだが、
私の記憶に一番強く焼き付いたのは、
『イギリス=ねずみ色』だった。
どこか心の底で楽しめていない自分がいたのは
明らかにそこにある。
一日でも晴天の青い空にお目にかかれていたら、
イギリスの印象も変わっていたに違いない。

雨が好きな人もいるだろう。
しかし、やっぱり私は青い空と太陽が見たい。
明日天気になあれ。

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