やっと冬らしくなってきた。
気温もマイナスになりはじめ、
(今午後4時で1度。体幹温度はマイナス1度)
外に出るとピリッとした空気を感じる。
“そうそう、この空気!” と少しホッとしている。
本来ならこの空気、もっと早くに感じるハズのもの。
決して寒い冬が好きなわけじゃないが、
寒いはずの場所が寒くならないのは気持ちが悪い。
冬はできれば来てほしくないものの
寒い冬にならないと不安になるという矛盾…
トロントでは、11/28の木曜日に
今年初の雪が観測されたらしい。
過去2番目に遅い記録だそうだ。
私はその日の雪のことはまったく知らず、
(トロントから2時間半ほど北に住む友人の地域は
うっすらと積もったという)
その2日後の30日に、ちらつく雪を目の当たりにした。
すぐに止んでしまったが、
雪が降るまでに冷え込んだことに少し安堵を覚えた。
トロントは冬が長く、そして寒い。
カナダ国内には、もっともっと極寒の地域もあるが、
トロントでも十分寒い。
私は関東出身なので、
ここに来るまでマイナス20度など経験した覚えはない。
初めて鼻毛やまつ毛(ないけど…)が凍る感触を知った。
衣服のフードは、ただのファッションではなく
必須のパーツであることを知った。
手袋なしで屋外にいることが不可能なことを知った。
ニット帽+コートのフードで頭を覆うことが重要なことを知った。
マフラーは首だけでなく顔も覆うものだと知った。
こうして、マイナス20度を超える世界が超絶寒いということを
身をもって実感した。
ただ、トロントの冬は寒すぎて無理と言う人が多い中、
私はそれほど苦にならない。
マイナス20度を超える日はあっても、
それが数か月も続くわけではない。
現に私の冬物のコートは日本で購入したもので、
カナダ仕様のコートと比べたらペラッペラだ。
ダウンタウンへ通勤していた頃は、
「よくそれで大丈夫だね」と不思議がられたが、
極寒の屋外にずっといるわけではないので
大して問題はなかった。
建物内や交通機関の車内は十分暖かく
それほどごついコートを着るまでもないというのが
私の感覚だ。
まあ、これは私が引きこもりタイプであることも
大きいかもしれない。
通勤以外でも色々アクティブに活動する人や
屋外に出ることが多い職業の人は、
それなりの防寒着があった方がいいだろう。
何よりも一番大きいのは、
家屋のセントラルヒーティングだと思う。
正直、日本の冬の方が私には寒く感じる。
毎朝タイマーでストーブをつけても
部屋全体が暖まるまでには時間がかかり
ストーブの前しか暖かくなかった冬の朝を思うと、
こちらの方が断然過ごしやすい。
寒くて布団から出られないということもないし、
家の中にいる限り外の寒さなど他人事だ。
今年はスキーができるだろうか?
ここ数年、スキーに行く話が出ながら実現できていない。
昨年は暖冬過ぎてスキー場は散々だったとも聞く。
最後にスキーをしたのはもう10年以上も前になる。
久しぶりに雪山に行きたいなぁと思う今日この頃。
今年もあと1か月… 師走の始まりである。
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