昨日から雨が続いている。
今朝は100%雨でThunder stormの予報が出ていた。
今日も雨か…というため息で、気分の乗らない1日が始まった。
朝食を終え、メールの確認やらなんやら
いつもどおりのルーティンをこなしながら
雨足が強まっていく様子を窓越しにぼんやりと見ていた。
実はここ最近、嫌なサインを目撃していた。
そんなに激しい雨が続いているわけではないのだが、
ベースメントの数か所に小便小僧*の仕業とみられる濡れた跡を発見。
(*スカスカのブロック塀で建てられた古いアパートなので、
許容範囲を超えると雨水がブロックから飛び出してくる。
その光景がまるで小便小僧のように見えるので私が付けた名前)
そして、その小僧よりも危機感を感じたサインは、
ある日突然、裏庭に続くドアの手前の床が汚れていたことだ。
このドアからの出入りは一切していないので、
汚れるハズなどないのにもかかわらずだ。
見るからに外から水が入って乾燥した跡のようで、
知らぬまに雨水が部屋にしみ出していたことをうかがわせるものだった。
そして運命の今日を迎えた。
雨足がどんどん強くなっていく。
胸騒ぎがしてベースメントを確認しに行ったときは異常がなかった。
しかしその数分後には一気に土砂降りに。
そんな中、旦那が万一に備え、
店からモップを持ちだしてベースメントに向かうと、
すでにドアの下から水が流入し始めていた。マジか…
壁には小便小僧も4,5人出現している。
そこからノンストップのモップでのポンプ?作業が始まった。
そもそも建物の構造が間違っている!
ベースメントの部屋のドアは裏庭へ続くのだが、(非常口でもある)
当然庭より低い位置にあり、庭へ出るには階段を上ることになる。
つまり、階段の上(庭)から見ると、
ベースメントの扉がある場所は、
コンクリートで囲まれたプールのような箱状になっているのだ。
もちろん底には排水溝の穴があるが、(これが小さいっ!!!)
今日のような土砂降りになると排水が追いつかない。
ゲリラ豪雨の水が階段を滝のように流れ落ち、
瞬く間にコンクリートのプールにたまっていく。
旦那曰く、最高で膝の高さくらいまでたまっていたらしい。
その水がドアの下の隙間から、
私たちのベースメントに流れ込んでくるのだからたまらない。
約2時間弱、旦那と交代で水と格闘した。
そして雨がやみ、ちっさな排水溝の排水が追いついてくると、
流れ込んでくる水も止まった。
そして最後の床拭きをしている時に電気が消えた。停電だ。
前回はこの土砂降りと停電が同時に発生し、えらい目に遭った。
今回は同時に起きなかったのがせめてもの救いだ。
この地獄のプール、実は隣家のベースメントも共有しており、
同じように浸水していたと思われる。
うちは、たまたま旦那が店の掃除で使う業務用のモップを持っていたので、
浸水はベースメントの1/4程度に抑え込めた。
(本来なら、業務用のモップを
居住スペースで使うなど考えたくもないのだが、
この緊急事態、背に腹は代えられぬ)
しかし、もしモップが無かったら?と思うと恐ろしい。
(お隣さんは大丈夫だっただろうか?)
今は雨もやみ、時おり太陽が顔を出しているが、
今夜またstormの予報が出ている。
旦那も私もすでにクタクタで、次のstormをサバイバルできるとは思えない。
このゲリラ豪雨は、うちだけでなく、
トロント中をカオスに陥れていたようだ…
CBC NEWS
https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/rain-thunderstorm-warning-gta-1.7264873
Comments コメント