つい先日、旦那の友人から
離婚の最終調整がほぼ終わったという話を聞いた。
美男美女のとても似合いのカップルで、
数年前に2人でビーチ近くの家を買い、
犬のコーギーを飼いはじめ、
理想的な家庭を築いているように見えた。
しかし、いつの間にか奥さんが家をでて近くのアパートを借り、
別居生活を続けていた。
原因は奥さんのアルコール依存だった。
2人ともパーティーが好きで酒好きなのは知っていた。
ただ、奥さんはティーンエージャーの頃から
アルコールがすぐ手に入る環境で育ち
(代々ミリオネアの家系だとか… 親にかなりの責任がある)
いつしか泥沼にはまってしまっていたという。
何度か断酒を試みていたこともあるし、
自主的にリハビリ施設に入ることなどもしていたが、
改善は見られず離婚に至った。
私たちは2人の披露宴に出席しており、
あんなに幸せそうだったカップルが
離婚という結末を迎えてしまったことをとても残念に思う。
お金の問題を調整することに一番苦労したようだが、
「子どもがいたらもっと大変だったろう」と本人は吐露していた。
こうした離婚が多いことも関係していると思うが、
結構入り組んだ家族構成には驚くことが多い。
義母は、私が知っている限りではとても想像できないのだが、
若い頃は、どうやら相当やんちゃさんだったようで、
若くして未婚で子供を出産。
父親に激怒され、その子はそのまま里子に出されてしまう。
そして1、2年後、またもや未婚で身ごもり出産。
そして生まれてきたのがうちの旦那だ。
父親は「お前はなぜ学ばない?」と再び激怒。
「その赤ん坊にはうちの敷居は
絶対にまたがせない!」と宣言した父親に、
隣町の病院へ連れていかれ、義母はそこで2人目を出産した。
しかし、旦那はよほど可愛いBabyだったのか、
頑なな父親の心が溶け、
母親と共に帰宅することを許されたらしい。
そして1人っ子として育てられる。
その時同居していた男性が自分の父親だと思っていたらしいが、
実はその人は母親の新しい彼氏で、
母親はいつしかその人とも別れてしまったという。
高校生になった頃、自分には父親違いの兄がいることを知らされる。
里子として育っていた兄が、里親とあまりうまくいっておらず、
実母と暮らしたいと言い出したのがきっかけだった。
兄と名乗る人物が突如として現れ同居生活が始まったが、
実母ともうまくなじめなかった兄は、高校卒業と同時に家を出てしまう。
それからは全くの疎遠になってしまったそうだ。
最近になって、旦那とお兄さんは少し距離を縮めたが、
お義母さんとは疎遠のままだ。
お兄さんにとっての一番大きなわだかまりは、
母親が実父のことを一切隠していることにあるらしい。
うちの旦那も、実父 (すでに亡くなっている)については
ほとんど知らないという。
お義母さんは7人兄妹だが、
お兄さん2人、弟さん1人も離婚している。
お義母さんは、未婚のままお付き合いが続いた人が数人おり、
その後2度結婚し、両方とも死別している。
どちらかの旦那さんの娘夫婦ファミリーに会ったことがあるが、
もはやどうでもいい。(実際、義母とも疎遠だと思われる)
今回の家族再会の旅で撮った写真の中に、
初めて見る旦那の従兄がいた。
彼には7人の子どもがおり、すでに孫もいるそうだ。
7人の子どもは前妻の連れ子、前妻との間の子ども、
2番目のパートナーとの子どもが含まれる。
そしてその写真には彼の息子と孫たちが一緒に収まっていたのだが、
彼の傍らで微笑む女性は息子の実母ではなく、
新しいパートナー (3人目)なのだとか。
もう複雑すぎ…
そして私が唯一面識のある旦那の従弟は、
従妹に変わっていた。
私が初めて旦那を連れて日本に帰国した時、
偶然にも実家の近くで英語教師として働いていた彼。
その時、ジョシュとして会った彼は、
今はアレクサンドラとなり、女性として人生を謳歌している。
多様性が叫ばれる昨今、
こういった家族構成はどんどん増えていくのかもしれない。
ただ、親のエゴで不幸な子どもたちを作り出すことだけは、
絶対にしてはいけないことだと強く思う。
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