ポイ捨てする人の気がしれない。
海外の人が日本を訪れて驚くことの1つに
”ゴミ箱がないのにゴミが落ちていない” ことがあるらしい。
とは言え、実際はゴミがないわけでもないと思う。
ポイ捨てする人も存在するし、
ゴミが散乱している場所も現実にはある。
ただ、海外と比べたら断然きれいなのは間違いない。
私は初めてトロントのダウンタウンを歩いた時、
“なんて汚い街なんだ…“ と思ったのを覚えている。
それが正直なトロントの第一印象だ。
ゴミ箱があらゆるところにありながら、この有様だ。
電車やバスで新聞を読み、要らなくなると置いていく。
車内で飲み食いしたあとのカップや包み紙なども置き去りだ。
ホームに降りればそこにゴミ箱があるにもかかわらずだ。
残していったゴミは一体誰が片付けるのかと
考えることはないのだろうか。
映画館や球場なども同じだ。
飲み食いしたゴミをすべてイスの下に置き去りにする。
その光景に唖然としながら、
せめて自分のゴミはゴミ箱に捨てるべく手に持っていると、
「そこに置いていきなよ」と言われる。
そして「掃除の人の仕事がなくなるよ」と真顔で言う。
ウソなのか本当なのか知らないが、
そもそもその考え方が私には理解できない。
そしてタバコの吸い殻。
これは日本でも同じかもしれないが、
タバコが嫌いなだけに本当に腹が立つ。
トロントは屋内では喫煙出来ない。
これは法律に定められており、
吸いたい人は外へ出なければならない。
しかし、屋外に吸い殻入れが必ずあるわけじゃない。
うちの隣は飲食店なのだが、店主は知らん顔。
吸い殻入れを外に置いていないので、
店の客が外で吸ったタバコは道端に捨てられる。
当然なから、その吸い殻はうちの店の前にも散らばることになる。
店主に客のタバコをどうにかしてくれと訴えても改善されず、
あまりにも酷かった時は、旦那が吸い殻を掃き集め、
隣の店の前に置いておいたこともある。
そういうところ、うちの旦那は容赦しない。
今朝は、庭に落ちていた吸い殻を拾い集め、
2階の住人の玄関前に置いてきたらしい。
私も旦那もタバコを吸わないのに、なぜ庭に吸い殻があるのか?
空から降ってきたとしか考えられない。
ポイっと他人の領域に捨ててしまえる
このモラルの欠如…
車を運転しながらタバコを吸い、
吸い終わるとそのまま窓の外に捨てる人がいるが
そんな感覚でリンゴの芯を外に投げる人もいる。
こちらでは小腹が空くとリンゴを丸かじりする人が多い。
いつでもどこでも場所は選ばない。
丸かじりするのは自由だが、その芯はどうしてくれる?
といつも思うのだが、その結果がその辺への投げ捨てだ。
彼ら曰く「土に還るから問題ない」らしい。
一見正論のようにも聞こえるが、いやいやゴミはゴミだろ。
景観を壊していることには変わりない。
どうしたらそういう発想になるのだろうか…
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