日本滞在中に世話になった姉の家は
駅から徒歩2分の距離にあるマンションだ。
都内へ出やすい超便利な立地。
徒歩圏にスーパーが3軒もあり、
(しかも24時間営業 or 24時まで営業)
コンビニ、薬局、100円ショップ、
生活必需品は”徒歩”で何でもそろう。
それに飲食店。
駅前だけに、ファーストフードから
こぢんまりとしたお食事処まで色々ある。
おかけで遠出することもなく、
牛丼から、ヒレカツやうなぎの専門店で
日本食を堪能できた。
うちの実家は近くにモールがあるとはいえ、
自転車で5~6分はかかる。
すぐ近くにコンビニはあるが、
一番近いスーパーは、
高齢の両親からすれば少し遠く感じる。
行きはよいよい、帰りは…である。
目の前に飲み屋さんが一軒あるが、
他にこれといった飲食店もない。
最寄り駅まではバス利用だし、
そこから都内へ出るとなると
1時間半~2時間見なければならない。
若い頃は2時間の通勤もどうにかなったが
オバサンになった今はキツイ。
往復4時間… 考えるだけで気が遠くなる。
姉は実家に戻ることを視野に入れているものの、
今はまだ躊躇している。
逆に”両親をこっちに呼びたい”と言うほど
便利さが違う。
その気持ちが痛いほど分かる。
うちの実家はそこまで田舎ではないが、
姉の家と比べたら、きっと空気はいいだろう。
果たしてどちらが幸せなのか…
買い物の足だった車がなくなり、
(父は免許返納、車も廃車済み)
自転車はあるが、腰痛が悪化してからは
バランス感覚が危うく乗って欲しくない。
母も、コロナ禍に風邪をこじらせ衰弱した後、
回復はしたものの
父同様、バランス感覚が時に怪しい…
オンラインが急速に発達したおかげで、
日々の買い物もネットで出来るようになった。
若干高くつくが、
重い食材の買い出しに行かなくても済むのは
実にありがたい。
身の回りのことは何でもできる2人だが、
会う度に一回りも二回りも小さく
フェザーのように軽くなっていく姿を見るのが切ない。
元々うちは子柄な家族なのだが、
160センチの私が年々巨人化していく…
歳相応の衰えはあるが、
まだまだ元気な両親に少し安心しつつ、
今後の暮らし方を考えると
胸の内がザワザワして落ち着かない。
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