誕生日の晩ご飯

昨日は旦那の誕生日だった。
私たちの間では特別なセレモニーはない。
これは結構ありがたい。
元々、私はお祝い事とかイベントとかとは
無縁の家庭で育った。
誕生日はおろか、クリスマス、
母の日や父の日も… 特になにもない。
毎年恒例の行事で唯一あったのは
お正月のおせちとお雑煮くらいだろうか。
気まぐれでクリスマスにケーキを食べたり
誰かの誕生日にケーキを食べたりすることはあっても
プレゼント交換とか、
親から必ず何かをもらうということは、ほぼなかった。
母の日や父の日なんかも
幼稚園や学校の工作物をあげる程度。
両親が結婚記念とかをお祝いする姿も見たことがない。

うちは3姉妹だ。
両親も含めて、お互いの誕生日は覚えている。
それでも「おめでとう!」と言うくらいで
特別なお祝いはほとんどしたことがない。

なので、
”この日に初めてカナダに来た”とか、
”旦那と暮らし始めたのはいつだった”とか
自分なりに覚えてはいるが、ただそれだけの事。
特にお祝いをしようとは思わない。
”ああ~10年経ったんだ…”と
数秒、感慨に浸ることはある。

その点が旦那も一緒だったのは
私にとってラッキーだったが
旦那にとってもめちゃくちゃラッキーだったのは間違いない。
(大抵は女性の方が記念日を大事にする傾向が強いと思う)

その都度、プレゼントを用意して…とか
記念日を忘れないように…とか、
お祝いしなきゃ…とか、
そういうの面倒くさい。

まあ、でも旦那の誕生日は大抵外食する。

そしてこの日だけは
お勘定の支払いを私が請け負うことになる。
(人の誕生日は覚えていなくても、
自分の誕生日だけは一応アピールするちゃっかり者)
と言ってもファンシーなレストランへ行くとかではなく、
いつもと変わらず近所のパブが多い。

ということで、昨夜も外食をした。
今年は場所を変えて、少し離れたレストランへ。
いつものパブと比べれば、ちょっとお高めの場所だ。
なんでもお母さんから
「これでなんかおいしいものでも食べなさい」と
仕送り?をもらったらしい。

ということは、今日のお支払いは私がしなくていい?
「お義母さま、ありがとう!!」と
心の中で手を合わせながら、いざ出陣。
旦那は一番高価なステーキを。
私は少し控え目にリブを頂いた。

そしてお会計。
義母が仕送りしてくれた$$では賄えない金額に。
食事の際に、息子がどれだけビールを消費するかを
計算に入れていない…
決して高級レストランではないが、
外食が恐ろしく高いカナダ。
それに13%の税が付き、
さらには最低でも15%のチップが加わる。
プラス、プラス、プラス…
義母の仕送りでお会計の半額はカバーできたが、
残りは自腹。
しかし、気分がよかったのか
私のカードの出番はなかった。

お義母さま、旦那さま、ごちそうさまでした。

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