Jam Night

夕方に天井からの水漏れというハプニング。
それもうちの問題じゃなくて、
2階の住人の水…
この件に関しては、
また別の機会に(明日にでも)毒を吐きたい。

その対応に疲れ果て、
そのままパブへ直行。
手抜きの夕飯の夜になった。
行きつけのいつものパブは
ライブミューニックが売りでもある。
昨夜は『Jam Night』と銘打たれた
イベントの日だった。

Jam Nightとは
生バンドの演奏をお供にしたカラオケのような感じ。
日頃、このパブで演奏しているバンドが
お客さんで来ている一般の人のために
カラオケジュークボックスの役を果たしてくれるのだ。
何と贅沢な。
一夜だけのバンドボーカルを体験できる。

お客さんの歌いたい曲を
即興で演奏できてしまうのはさすがだ。
数分の打ち合わせの後に曲が始まり、
何ならコーラスまで入れてくれる。
一人2曲まで披露できるルールらしい。

遠い昔の懐かしい記憶がよみがえってきた。
飲み会の後に行くバーやスナックでは
カラオケが定番だった。(The 昭和!)
私は歌は決して得意ではないので
もっぱら聴く専門なのだが、
やんややんやとはやし立てられ
「順番だ!」と言って歌わされることも多かった。
仲間うちのカラオケボックスではなく
見知らぬ人たちの前で歌声を披露するのだから
もうその緊張感たら半端ない。

『Karaoke Night』ではなく、
『Jam Night』というのが、またミソだった。
このイベントの名は耳にしてはいたが、
実際にその場に出くわしたのはおそらく初めて。
なんと、ボーカル体験にとどまらず、
生バンドだけに自分の自慢の腕も披露できるのだ。
2番目に登場した女性は
自前のベースギターを片手にステージへ。
声が細くて歌唱力は普通だが(人前で歌えるだけすごい)
ベースのテクニックはなかなかのもの。
私は素人なので深くはわからないが、
彼女のベース音はしっかりと存在感を放っていたと思う。

3人目の方はギター片手にだみ声でシャウト。
4人目はボーカルに専念で、こちらも吠え気味の歌唱。
5番目は自分の?(友人の?)ギタリストを引きつれ
タンバリンを片手に楽しそうに歌う。
そしてオオトリは、そのギタリストの演奏だった。
有名なミュージシャンの曲だったらしいが、
私は知る由もない。
ただめちゃくちゃ早いテンポでテクニック満載の
ハイレベルなパフォーマンスであることは
素人の私にも十分わかった。
見事な演奏で一旦ブレイクに。
私たちはそこでパブを後にした。

最初は、元々出場者を募っていて
曲目のうち合わせ等をしているのだろうと
思っていたのだが、
ステージ上で、「参加したい人は
リストに名前を書いてくれ~」と
呼びかけていたので
どうも即興らしい。
知らない曲などないのだろうか?
知っているのと演奏できるの間にも
普通は相当な乖離があると思うのだが、
ミュージシャンってすごいんだなと
改めて感じた夜だった。

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