お金の管理

海外生活

父は1円でも合わないと、
“ミステリー”の解明に心血を注ぐ。(銀行か?)
母は対象的で、
「その時点で自分で納得して払ったのだから、
それでいいのよ」と大雑把だ。
現金に対してはおおらかな母だが、
自動引き落としや何やら現金以外のお金の動きは、
口座残高との照合を欠かさない。
決して多くはなかった収入で見事に家計をやりくりし、
3人の子どもを育てあげた両親を尊敬している。

そんな両親の血を私も受け継ぎ、
自然と自分の支出をこまめにチェックする癖がついた。
父のように1円に執着するほど細かくはないが、
出費をざっと把握したいので、レシートは基本的に受け取る。
余計な利息は絶対に払わない主義。
月1のカード明細を照合することも欠かさない。

時代はクレジットカードやネットバンキング等
どんどん電子化している。
便利であることを認めつつも、
「情報のだだ漏れ」がどうしても気になる。
と同時に、機械を100%信用できない。

「人間よりも機械の方が正確」だというが、
その機械は人間が設定するのだから
何とも言えないのではないか?
だから面倒でもダブルチェックが必要だと思っている。

今は、店の会計を管理しているので、
月1の照合はそれなりに時間を食う。
ネット上でも履歴を見られるが、
紙ベースの方が何かとやりやすく、
明細書は郵送してもらっている。

ある時、1枚のカードだけ明細書が突然届かなくなった。
何度電話をしても埒が明かず、
とうとう旦那が銀行へ怒鳴り込み?に行くと、
「郵送してます」の一点張り。
同じ銀行のクレジットカードを3枚所有しており、
カードの名義はすべて旦那の名前。
にもかかわらず、そのうちの1枚だけ登録の住所が
全く知らないところに書き換わっていた。

この数か月分の明細書は
赤の他人に届けられていたことになる。
銀行員の誰かのミスで、
住所が書き換わってしまったことに疑いの余地はない。
(これこそ、機械といえども信頼できない最たる例ではないか?)
もちろん、その銀行員が非を認めることはなく
「それなら、現住所を登録し直してください」と
平然と言ったそうだ。
住所もなにも、うちの住所は現在も昔も変わっていない。
勝手に変えたのはお宅の誰かだ!!!

更に、その3カ月分の履歴をコピーしてくれと頼むと、
しっかり代金を請求された。

うちのアパ―トのポストにも知らない名前宛ての郵便物がよく届く。
ジャンクメールの類なら、さほど気にも留めないが、
銀行や光熱費関係の封書が届くこともある。
「こういうことか…」
今までここに届いた宛先人不明の封書の実態を見た気がした。

人為ミスはつきものかもしれない…
でもそれに対して誠意のかけらもない対応に
いつも唖然とさせられる。

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