カンフル剤

相手に合わせてしまう。
これって本当によくある現象だと思う。

最近は、友人のバレーにサブで呼ばれることが多い。
こちらはリーグなので、
毎試合の勝ち負けがカウントされて順位がつく。
そしてプレーオフのトーナメントへと続いていく。
そのため、参加する時は
自分が負けのトリガーを引いてしまわないよう
ちょっと内心緊張している。

それなりに成績がいいチームなのだが、
対戦相手に引っ張られる悪い癖がある。
でもこれは、彼らに限ったことじゃない。
私も自分自身のチームでよく感じていることだ。

なぜだろう?
簡単に勝ててしまう相手になると
相手に合わせてプレーの質を下げてしまう。
もちろん意図的にやっているわけじゃない。
不思議とそうなってしまうのだ。
ギリギリ勝ちを拾うこともあれば、
イージーミスの連続で自滅してしまうことも。
この心理的な影響って実に面白い。

逆もしかり。
昨夜のバレーは、20代の若者が私たちに加わった。
以前このブログでも話題にしたことがある。
まさに現役。
滞空時間の長いジャンプ力。
ブロックに当たらなければ、その破壊力は半端ない。
しかも今回は彼のご両親が観戦に来た。
父親は以前私たちとプレーしていた古いお仲間だ。

ご挨拶とばかりに、
ゲーム開始から5本連続で
彼のスパイクが相手コートに突き刺さった。
一瞬、不穏なムードが漂う。
私はこの若者と同じチームになったのだが、
相手側には、あの気分屋のプリンセス*がいる。
(負けが込むと絶賛不機嫌になる)
このままだとやばいかも…

しかしバレーボールはチームスポーツ。
モンスター級のプレーヤーが1人いても
勝てるわけではない。
5点のリードはあっという間にイーブンに。
そこからは熱戦が繰り広げられることとなった。

以前にも書いたが、
オヤジたちの目の色が変わる。
1人、また1人。
徐々にスイッチが入っていくのが目に見える。
日頃なら簡単に床に落ちるボールが
この日は落ちない。
得点を阻止するために皆が全力でボールを拾う。
集中力がいつもとまるで違う。

この現象、実におもしろい。
みんな毎週それくらい真剣にやろうよ!
試合ごとの水分補給も忘れてしまうほど、
皆が時間を惜しんでゲームを続ける。
2時間の中で、
若者の見せ場はこれでもか!というくらい
たくさんあったが、
対戦成績は五分五分。
ゲームがすべて終わると、
このところずっと不機嫌続きのプリンセスが
子どものように目をキラキラ✨させて
「いいゲームだった」とつぶやいた。

自分たちの若かりし頃の栄光とプライドを
蘇らせてもらえる若者の存在。
ダレがちな中年の私たちには
定期的にこのカンフル剤が必要な気がする。
久々にすがすがしい夜になった。

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