クリスマスの雰囲気を盛り上げる
デコレーション。
この時期、小さいながらも
家の中にクリスマスツリーを置く人も多いだろう。
私は生まれてこの方、
クリスマスツリーを自宅で飾ったことがない。
うちの家庭はイベント事と無縁だった。
クリスマスはおろか、
誕生日、母の日/父の日、お盆…
とにかく“特別”な日というものが存在しなかった。
“成績が上がったら~”みたいな人参作戦も
一切なかった。
別にそれを不思議と思わなかったし、
特に憧れも持たない子供だった。
私には姉と妹がいる。
突っ込んで聞いたことはないが、
多分どちらも私同様
大して気にしていなかったと思う。
“誕生日祝いもなかったの?”と、
友人たちには結構驚かれる。
我が家は、もちろん全員が
全員の誕生日を知っている。
それでも ”誕生日だね。おめでとう”
くらいの軽いノリだ。
幼少の頃のアルバムには、
七五三の写真や、ひな壇も写っている。
お祝い事がまったくのゼロ
ではなかったことがうかがえるが、
両親共々、あまり気にしないタイプだったのだろう。
そんな生い立ちもあり、
お祝いごとや各行事ごとに
入念な準備を欠かさない人たちには頭が下がる。
私にとっては100%他人事で、
それを自分ですると思うと面倒でしかない。
都合のいいことに、
うちの旦那も行事に興味のない人で助かっている。
類は友を呼ぶということか…
私たちの間には、
世のカップルたちが気にするであろう
様々な記念日も一切ない。
私は意外と記憶力はある方で、
それなりに節目の出来事は
日にちまでは覚えていなくとも、
何年のいつ頃だったかなどは覚えている。
ふとしたときに、
“ああ、旦那と出会って10年か“とか、
感慨にふけることはあるが、
別にそれを祝いたいとか、
旦那にも覚えていてほしいとかいう欲求はない。
何なら、知り合ってから数年は、
旦那は私の誕生日すら覚えていなかった。
だから旦那も同じような境遇で育ったのかと
思いがちだが実はそうでもない。
義母は、毎年きちんとクリスマスデコレーションをする。
大きめのツリーを飾り、部屋の至る所に
クリスマスをモチーフにした装飾品が置かれている。
ディナーテーブルに置かれる
塩・胡椒の入れ物すらクリスマス仕様だ。
この母にして、この息子になったのは
どういう流れだろうか?(私には都合がいいが)
初めてのクリスマス、
義母がくれたクリスマスギフトの1つが、
ツリーに飾るオーナメントだった。
これから2人で1つずつ増やしていくであろう
クリスマスの飾り。
その最初の1つを…
という義母のアイデアだったが
残念ながら増えていくどころか、
私たちはツリーすら置く気がなく、
オーナメントは棚の奥に今も眠っている。
紙ナプキンも毎年必ず
クリスマス仕様のものを用意している。
そういえば、紙ナプキンって欧米ならではだなと思う。
食卓には必ずセットで置かれる必須のものなのだが、
日本食ってナプキン使わないよね?
これってナイナイ尽くしの
我が家だからってことじゃないと思うのだが…
こちらもナイフとフォークを使うので、
汚れることはそんなにないのに絶対使う。
話が逸れたが、
今年もSnowmanの絵があしらわれた
可愛いらしいナプキンだった。
しかし、プリント部分はツルツルで、
正直あまり用を成さないのでは?
と感じる質感…
しかし、そこをツッコンではいけない。
使い勝手は二の次で
これも雰囲気づくりの演出と
割り切ることが肝心だ。
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