今、カナダドルに対する日本円のレートを見てがっくりしている。
いつもいいレートを逃してしまう…
毎日チェックすべきなのはわかっていても、
ついついさぼってしまうのが原因だ。
ここ数か月、日本円が驚くほど弱いのは知っていた。
そのため日本円での収入がかなり目減りしており、
今は口座の中で眠らせている。
ただ、日本製のPC購入を考えていたので、
その点ではラッキーだと思っていた。
ところが、最後の決断ができずに延ばし延ばしにしている間に
いつのまにか円が回復し始めていて急に焦りが出始める。
1か月先までの予想を見ると、
すぐにも1ドル100円を割ってきそうな気配だった。
そして先日、慌てて日本の口座に送金した。
(購入じゃなくて、送金というのが決断力の無さを如実に表している…)
ところが、今日改めてレートをチェックすると
送金した日のレートよりもドル高が戻ってきている。
数日待てば、もう少し戻りそうな感じもある。
こればっかりは絶対の保証はないものの、
”焦らずに待てば、もう少し得したのに” と思うと悔しい。
まぁ、逆もしかりなので、
せめて100円を切る前に送金できたことを良しとするべきなのだろう。
数千円程度ならそれほど感じないが、
万単位になってくると、この為替レートの影響は大きい。
PCのような大物の買い物や、旅行などでは随分変わってくる。
私の周りでも、
この円安を利用して日本旅行に行っている人が増えている印象だ。
一時帰国をする場合にも、
円安であることは懐に優しく大いに助かるのだが、
一方で日本の経済は大丈夫なのだろうかと
内心穏やかではいられないのも事実だ。
日本は、安い値段でおいしいものが食べられ、
素晴らしいサービスを受けられる。
それは本当にすごいことだし、誇れることなのかもしれない。
しかし喜んでばかりもいられない。
日本の立場はいつの間にか世界の中で逆転してしまった。
かつて、「日本へ行けば稼げる」と出稼ぎ者が目指す国だった日本が、
今や、海外に稼ぎに行かなくてはならなくなっている。
日本の時給がほとんど上がらないままであるのに対し、
カナダの時給はどんどん上がっている。
私がトロントに初めて来たころ$9.50だった時給は、
今$16.55だ。そしてこの10月には$17.20に上がる。
差は開くばかりだ。
ワーキングホリデーでオーストラリアやカナダへ行き
働いている人はずいぶん稼いでいると聞く。
悲しいかな、日本の方が稼げるという時代は
遠い昔のことになってしまったようだ・・・
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