恐怖の尻もち…
昨夜、不覚にも尻もちをついてしまった。
私は常日頃から、尻もちをつくことを恐れている。
腰に爆弾を抱えている身であることに加え
避けては通れないエイジングによる骨や筋肉の衰え。
尻もちの衝撃は圧迫骨折を引き起こしかねない。
ここ最近、左足の土踏まずあたりに
筋肉痛のような疲労感のような
何とも言えない感覚があるのに気づいていた。
ちょっとした瞬間に感じる程度で
日常生活には何の支障もないのだが、
バレーなどの運動をする時に少し不安を感じていた。
その影響が、昨夜もろに出てしまった。
友人に頼まれ、彼女が参加しているバレーのリーグで
サブとしてプレーすることになった。
このチームの試合には、
今シーズンに入ってすでに数回参加している。
昨夜は、もう1人男性のサブメンバーもいた。
彼とも以前プレーしたことがあるのだが、
めちゃくちゃレベルが高く、
彼のプレーに対するエネルギーが
周りの人のプレーの質を上げるという
とんでもなく影響力をもつ人だ。
(うちのグループのプリンセスとは大違い!)
こういう人と一緒にプレーするのは本当に楽しい。
体育館に入り、彼の存在を遠目で見た瞬間から
心なしか興奮していた。
このリーグの試合は、
毎週2チームを相手に2セットずつ戦う。
つまり合計で4セットだ。
最初の相手はなかなか手ごわく、
接戦が続き最終的に1-1で終えた。
自分のプレーでは
サーブレシーブに納得がいかなかったが、
数本タイミングの合ったスパイクを打て、
サーブもそれなりにポイントを取れ
気持ちよくプレーできていた。
そして対戦相手を変えての1セットめ。
後衛でサーブレシーブをするために
横へとサイドステップを切ろうとした時だ。
土踏まずの嫌な感覚に足を取られてしまう。
脳が発した “ヤバイ” という信号からして
スローモーションで、
よろけていく自分の姿を脳ではっきりと認識しながら
態勢を整えるための筋肉の動きがノロすぎて間に合わない。
ドスンと尻もちをついた瞬間に
スローモーションもプツリと切れた。
すぐに立ち上がれはしたが、そのあと腰に違和感を覚える。
痛みがあるわけでも、歩けないわけでもない。
ただ、明らかに腰がピンと伸びない感覚がある。
かつてぎっくり腰をやった時の症状と
似ていて非なるものだった。
何とか2ゲームをやり切ったが、
スパイクは打てず、サーブもアンダーに変え
レシーブも正面に飛んできたボールだけを
何とか返すという有様だった。
腰が立たない感覚は、ぎっくり腰と同じなのだが、
今回は、うつ伏せが一番楽な姿勢だ。
腰を反ると痛みがある時は、
仰向けで眠れないので苦労する。
ただ昨夜は逆で、仰向けが楽だったので助かった。
寝返りもそれほど問題なく、睡眠は十分とれた。
今日はコルセットをして何とかしのいでいるが、
座位や立位でかかる重力が負担になるようで、
時々、うつ伏せになって緊張を解く必要がある。
腰を痛めて休んだ人のサブを引き受け
腰を痛めるという皮肉…
おかげさまで、
明日の自分の本番バレーはお休みしなければならなそうだ。
1週間の休息で回復すればいいのだが…
長引かないことを祈るばかりだ。
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