私もギリギリまで引き延ばしがちなところがあるが、
ここまでギリギリってありえない。
コンサート会場のゲートで
チケットのバーコードを出せずにオロオロ。
だから言っただろ!
あれほど家を出る前にきちんと準備しておけと…
ところがうちの旦那は、
チケットがどういう形で提供されているのかさえも
確認していない。
コンサートなどほぼ行ったことがないので
私もこういうことには不慣れだが、
最近は何でも携帯で
バーコードやらQRコードやらを
読み取るシステムだということくらいは
容易に想像がつく。
私なら、あらかじめ細かく確認し
メールからすぐにアクセスできる状態にしておくことはもちろん
バーコードやQRコードのスクショを保存しておくなど
2重にも3重にもオプションを用意しておく。
慣れていないがゆえに、なおさら慎重に準備をするタチだ。
もしネット環境が悪かったらどうする?
それもすべて説明したのだが、
なぜか旦那はチケットを確認するのを怖がった(?)。
まったくもって意味不明。
「大丈夫。ここに全部入ってる。」
「I’m confident!」と言ってきかなかった。
この”聞く耳を持たない”のはいつものことだ。
あまりやかましく言って、
コンサート前に機嫌を損ねたくはないので
私も「If you say so」と言って引き下がった。
しかしである。
人の波に乗ってゲートに進んでいくのはいいが、
彼の手にした携帯にはバーコードが出ていない。
それどころか、お目当てのメールを探している状態。
何でこの列にいる?
もうあと数人で私たちの番なのに…
のんきな旦那は、そこでやっと周りの人の携帯を覗き、
皆の携帯にはバーコードが出ているのを確認する。
そして今更「それどうやって出すの?」と
隣の人に聞く始末。
・・・
親切な男性が教えてくれたが、
手数のかかるステップを踏まなければならないことが発覚。
私は列を一旦抜ける必要があると即座に悟ったが、
旦那はそのまま立ち止まり携帯をいじり続ける。
私は後ろの人に「お先にどうぞ」と譲りながら、
いてもたってもいられず
旦那を引っ張って列を抜けた。
人込みを抜けた場所で旦那に処理を任せていたが、
どう見ても何も進んでいない。
同じ画面を行ったり来たり。
近くにいたセキュリティーの人が
「The technology sucks, eh?」
「昔ならチケットもぎればいいだけなのにね」と
私たちに同情してくれた。
「そこのbox officeで聞いた方が早いよ」と教えられ
一旦ゲートを出てbox officeに駆け込んだ。
そこにいる人たちのほとんどは、
「アプリの不具合でバーコードを出せない!」と
苦情を言いに来てるようだったが、
私たちはそもそも
メールからチケットを抽出することすらできていない
どどどどどど素人だ。
説明の長い(余計な情報から入る)旦那に
忍耐強く対応してくれたbox officeのお姉さんのおかげで
なんとか無事に会場に入ることができた。
余裕を持って来たはずだったが
会場はすでに黄色い歓声が飛び交い
コンサートが始まろうとしていた。
ラストミニッツ

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