いろいろ違う

旦那

旦那には変な癖がある。
その1つに『ものの位置を変える』というのがある。
それが私には理解できない。

例えば、
私は乾燥肌で手が荒れると指に湿疹が出る。
そのためキッチンの洗い物にはゴム手を使う。
うちの小さなキッチンは、
シンクの右側に水切り籠が置いてある。
使い終えたゴム手はシンクの手前、
右手のコーナーに置いておくことが多い。
それほど邪魔には感じないと自分では思っている。

うちのシェフは旦那のため、
食事の準備中は旦那がキッチンカウンターを占領するのだが、
カウンターの空きスペースはシンクの左側だ。
にもかかわらず、ゴム手は必ずどかされる。

後片付けが私の担当で
旦那が散らかしまくったキッチンを片付ける。
朝食の後、たまに気まぐれで
旦那がカウンターを片付けてくれることがあるのだが、
それがいちいち余計な被害を広げてしまう。
ありがたいというよりも
触らんでいい!というのが私の本心だ。

朝食のトーストの付け合わせとして、
ミックスベリーを食べるのが定番なのだが
汚しの天才の旦那は、ベリーの汁を滴らせるので、
カウンターには毎日紫の輪があちこちにできる。
そのまま容器を冷蔵庫に戻されると、
冷蔵庫の棚にも紫の輪ができてしまう。
それも腹立たしいのだが、
まだ台布巾で拭き取れるからいい方だ。
ところが何を思ったのか、
その紫の汁をつけたた容器を
トーストの布製のカバーの上に置きやがった。
それもただ単にカウンターのものを
すべてどかしてスッキリさせるためである。
なぜそこに置いた?
布についたベリーの汁はすぐに洗わないと落ちにくい…

正直なところ、
旦那に片付けのスイッチが入ると迷惑極まりない。
ただ自分の目に入らないように物をどかしていくだけで、
意味のない移動のことの方が多い。
本人はどかせばそれで気が済むらしい。
レストランで食事をしていても同じ。
自分が食べ終わると
その食器が自分の目の前にあるのが嫌らしい。
横や前に押し出す悪い癖がある。
押し出された方に座っている私は??である。
隣のテーブルが開いていれば、
そのテーブルにすべて移動させてしまうことさえある。
私の感覚からするとそれって迷惑で、
せっかくきれいになっているテーブルを
汚すことになるだろ…と思ってしまう。
グラスを置くと必ずと言っていいほどテーブルに跡が付く。
きれいだったテーブルも再度拭くという
ウエイターの手間を増やしてしまうだけだ。
と思うのは私が神経質すぎるのだろうか。
(心配りと言ってほしい…)

こういう小さなイライラの発生を防ぐには
旦那のスイッチが入る前に動くことなのだが、
このあまりにも気まぐれすぎる動きが読み切れない。
なかなか手ごわい相手である。

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