YOUは何しに海外へ?

海外生活

最近、ふと思うことがあった。
なんか腑に落ちないとうか、悲しいというか…
それってどうなの??っていう複雑な感じ。

AIはめっちゃ便利だ。
そのおかげで作業時間が大幅に短縮される。
前にも触れたことがある気がするが
リサーチなんかはその典型。
私はちょろっと映像翻訳の仕事をしている。
旦那は、「英語→母国語に訳すだけ」と思っている。
いや、そうなんだけど、実はそんな単純じゃない。
翻訳作業には膨大なリサーチが含まれる。
普段の日常を描いたようなドラマだったら
それほどでもないが、
歴史物やドキュメンタリー、
専門的なウェビナーなんかになってくると
もうその量が半端ない。
正直な話、リサーチに追われて
肝心な翻訳の時間が圧倒的に不足する。
これって翻訳者の仕事?って思うことも少なくない。

ただ、ネット時代に始めた私はまだ恵まれている方だ。
ネットが普及する前の翻訳者さんたちは、
図書館で本を借りて調べていたというのだから頭が下がる。
ネットのおかげで楽になっているはずのリサーチでも
まだまだ膨大な時間を取られている私としては、
とても想像できないというより、想像したくない世界だ。
その時代に比べたら格段にリサーチが楽になったとはいえ、
検索で出てきた資料を読むのは、まだまだ自分だ。

ところがここへ来て、
AIさんが難解な文章を要約までしてくれるようになった。
これはめちゃくちゃ大きい!
英語の資料を読む時は無限の調べ物ループに陥りがちだ。
理解しがたい表現が随所に出てくるせいで、
単語を調べ、表現を調べ、使われ方を調べ…
それでも100%理解できないことも少なくない。
それが、瞬時に100%にほど近い理解を得られる
解説を出してくれるのだから、AIはもう仏様の域だ。
このおかげで”本来”の作業である「翻訳」に時間を回せる。

AIの翻訳能力はかなりレベルアップした。
単語どころか、文章レベルでAIに投げれば
新聞だって簡単に読める。
言葉の壁が阻んでいた海外旅行も
気軽に行ける時代になったといえる。
それは私自身も嬉しいし、心強い。

しかしそこで1つ思うことがある。

語学を学ぶために外国へ行った場合はどうなのよ?

海外で生活するためには、色々なお役所手続きなんかが必須だ。
そんな時、昔は自分で英語の指示を読み、
辞書を引き、意味を調べ、
申請に何が求められているのかを理解する必要があった。
ところが今は、丸々AIに投げて日本語で読んでいる人が増えている。
何か違くない?と思うのは私だけだろうか?

皮肉なことに、その日本語訳がおかしくて意味が取れずに混乱する。
AIを使うこと自体が悪いとは言わない。
困ったときの仏様(AI)頼み。少しも間違ってない。でも…

 一度でも英文を自分で読んだのだろうか?
 英語で理解してみようとトライしたのだろうか?
 ポーンとAIに丸投げして返ってきた日本語が変だった時、
 どうしてこういう日本語になったのだろうと
 英文に戻って考えたのだろうか?

おばちゃんは首をかしげる。
いったい何をしに海外へ?

そして「オンライン申請」の普及というのも善し悪しかもしれない。
AIの力を借りて母国語で内容を理解した後は、ボタンを押せば終了。
四苦八苦しながらお役所の英語を読解し、
心臓バクバクいわせながら、対面で会話をするという
語学習得の貴重なステップが今や消えつつある。

なんかとてもフクザツ…

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