行き違い

言葉の行き違いは誰にでも発生する。
ましてや言語の違う者同士では日常茶飯事だ。
私と旦那の間ではしょっちゅう起こる。
その度に自分のボキャブラリーのなさに凹みつつ、
今ある自分のボキャブラリーで
少なくとも誤解を防ぐ言い方がないかを模索する。
時には旦那の理解力に八つ当たりすることも…

いや、マジで相手がおかしいこともある。
人の話を”うわの空で聞いてだろっ!”ってこともあるし
(うちの旦那の場合、コレが結構多い!)
常識で考えたら
”そっち?”にはならんだろ!ってこともある。
それでも根本の言語が違うという点で
ある程度、諦めの境地が存在する。

しかし、日本語話者同志となるとそうもいかない。
”どうしたらそういう理解になるのか?”
怒りしか湧かない時がある。

食い違いが起きると大抵は
”自分の言葉が誤解を招いてしまったのか?”
と不安になるものだが、
9割方(いや100%)…
自分の非を認められないケースが稀に発生する。
つい先日、そんな事態が発生した。
仕事相手に”日本語が通じない”と感じる人がいる。
その内(何人いるんだ?)の
1人とのメールのやり取りで
1カ月前に終わっていた案件だった。

しかしその時点で、
私のガッツは『万が一』を予感していた。
そこで私なりに予防線を張ってはいたのだが、
案の定最後の最後で問題発生。
私のガッツは正しかった。
こちら側の問題はすぐに対処したが、
後々クレームにつながる恐れもあるため、
日本側にいきさつの報告をする。

以前のやり取りのメールを何度・・読み返しても、
私の発した日本語に誤解の余地など一切ない。
(たとえ傲慢だと言われても…)
100歩譲っても、
相手の日本語能力の無さが原因としか考えられない。
まだ慣れていない新人さんではなく、
何年同じ仕事してんだ?ていう人だ。
どこをどう読んだらそういう理解になるのか
まったくもって理解不能。

日本のビジネス的に一方的な非難はできない。
怒り心頭の状態で
自分側にも行き届かない点があったと謝りつつ、
少しチクリと刺す文面に落ち着かせるのに
多大な時間を費やした。

日本語話者同志でありながら、
常識が通じない相手と対話するのは至難の業である。
日本語が通じない…
これからもこの人を相手にしなければないと思うと
先が思いやられる。
誤解を生まない日本語を
私ももっと学ばなければいけないのかもしれない。

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