複雑

MLBワールドシリーズ第6戦。
私たちが応援している地元チームのブルージェイズは
対戦成績を3-2とリードした状態で、
ホームのトロントに戻ってきた。
ここで最後の2試合を戦う。
願ってもいない最高のシチュエーション。
舞台は整った。

ただ、日本人として複雑な気持ちがあるのも事実だ。
対するドジャースには3人もの日本人がいる。
それも主力として活躍する選手。
(大谷選手、山本選手、佐々木選手)

勝つためには大谷選手に打たせてはいけない。
そして山本投手、佐々木投手を打ち込まなくてはいけない。
かといって、完全に彼らの活躍を封じこんでしまい
ドジャースの負けた戦犯としてつるし上げられてしまうことは
望まない。超複雑…

ここまで大谷選手には打たれながらも、
要所要所でなんとか抑えることができているが、
前回、山本投手には完璧にやられた。
そして昨夜はその山本投手と再び相まみれることに。
2度目の対戦で少しは打てるのでは?と期待しつつも
心のどこかで
山本投手じゃ今夜の勝利は難しいな…と思う自分がいる。
そう感じていたのは私だけじゃないはず。
実際に、うちの旦那もそう感じていたようだ。
そんないい投手との対戦時は、
こちらも投手に踏ん張ってもらい
相手に得点を与えないことが重要になってくる。

しかしそんな願いもむなしく序盤で3点を献上。
ブルージェイズは追いかける立場になった。
それでもピッチャーの中継ぎ陣が
安定していないと言われるドジャース。
山本投手が降板した後のチャンスをうかがう。
3-1のまま終盤へ。
そんなところへ、ポストシーズンの抑えとして
存在感を放ち始めていた佐々木投手が登場。
彼をコテンパにしなければ勝ちはない。
なんでこんな時に…

佐々木投手の2イニング目。
最終回にチャンスはやってきた。
デッドボールからつかんだ絶好のチャンス。
一時は1点を返し、逆転の兆しが見えたのだが、
ボールが外野フェンスに埋まったことが理由で
得点は帳消し。
それでもまだ同点、
もしくは逆転サヨナラのチャンスが残っていた。
しかし、残念なことにものにできなかった。
この日は勝利の女神がドジャースに微笑んだ。

日本人としては、
3人のメジャーリーガーが
傷を負うことなく試合を終えたことでひっそりと胸をなでおろす。
ただ、ブルージェイズファンとしては心穏やかではない。
昨夜決めてしまいたかったというのが本音だ。
流れはドジャースに傾いてしまったかもしれない…

今夜8時に決戦の火ぶたが切られる。
勝っても負けてもこれが最後。
勝利の美酒を味わいたいものだ。(たいして飲めないけど)

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