ラッセル・クロウ 。
私が彼を知ったのは、彼が2000年に主演した
『グラディエーター』だ。
出会いは映画館の予告編だった。
何の映画を見に行ったのかは、もはや覚えていない。
ただその時に上映された予告編に心を奪われことだけは
鮮明に覚えている。
巨大なコロセウムを揺らす
”マキシマス!マキシマス!” という大歓声が
低い重低音で劇場内に響き渡っていた。
なんだこの映画は?主役の俳優は一体誰だ?
『グラディエーター』は
今でも私の好きな映画のトップ5に入る。
あれから24年の月日を経て、ついに続編が公開される。
(カナダは11/22・日本は11/15公開)
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
私は正直なところ
大抵の場合、一作目が一番いいという印象を持っている。
人気で続編が作られるのは嬉しくもあるが、
長く続けば続くほど内容が複雑になっていく。
そして何よりも偉大な一作目を超えるのは並大抵のことではない。
この映画の続編の話を耳にした時は、正直複雑な気持ちだった。
ラッセル・クロウが演じた英雄マキシマスが
コロセウムの土に散った時点で
この作品は私の中で綺麗に完結している。
1つの神聖な物語として、
もう何もいじって欲しくないというような感覚だ。
しかし続編が完成してしまったからには
見ないわけにはいかないだろう。
映像美で知られるリドリー・スコット監督の世界感を
また味わえるのは1つの楽しみでもある。
そして好きな俳優のひとり
デンゼル・ワシントンの噂の暗躍を見届けたいと思っている。
と、長々と『グラディエーター』を引っ張ってきたが、
本日旦那がピックした映画は『L.A.コンフィデンシャル』だ。
3人の警官を軸に物語が展開するのだが、
その主人公のひとりを演じるのがラッセル・クロウ。
若い!!
今のぽっちゃりとした顔からは想像できないほど
シャープな輪郭をしている。
(どれだけ削ったらそのアゴになる?)
『グラディエーター』以来、
しばらくラッセル・クロウ出演の映画を追った時期がある。
この『L.A.コンフィデンシャル』は1997年の映画で、
大ブレークする前の出演作だ。
主役3人(ラッセル、ガイ・ピアース、ケビン・スペイシー)が
それぞれ違う形の正義感で警察内部の汚職に立ち向かう。
そして『ベイブ』のおじいさん役で有名な
ジェームズ・クロムウェル…
この人、いい人そうで結構悪役もするので
出てくるといつもきな臭さを私は感じてしまう。
今回は味方なのか敵なのか…
いい映画は何年経っても色あせないものだということを
今夜も痛感した。
90年代の懐かしさに浸りながらの
あっという間の2時間18分だった。
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