何妙法蓮華経

海外生活

うちのお店の上に住む一人暮らしのおばあちゃん。
娘がいるらしいが、姿を見かけたことは1度もない。
居住歴は私たちよりもはるかに長く、
このアパートの主といえる住人だ。

私たちがここに越してきた頃から、
少し変わった人であることは気付いていた。
旦那曰く、
毎日のようにタクシーで出かけては、
キッチンスタッフなどを買い込んできて、
翌日あるいは数日後には返品に行くのだそうだ。
そうやって買い込んだ食器のセットを
もらったことがある。
正直使っていない…
その他にもなんかもらったが覚えていない。

ある日、突然声をかけられ
お部屋に案内されたことがある。
ごくごく普通の少し殺風景に感じられる部屋で
彼女の一番のアピールポイントは、お仏壇?だった。
恥ずかしながら、
私は無宗教なのでよく分からない…
というか、宗教が苦手な私は、
あえて脳が認識しないように
見て見ぬふりをしていたのだと思う。
「私は仏教徒なの」と突然の告白をされ
毎日ここで「お経を唱えているの」とささやかれる。
「あなたも興味があったらいつでも来ていいのよ」と。

残念だが興味はない。
日本人なら仏教に興味があると?
出会って早々、宗教の勧誘もどきはないだろ。
ご近所さんだからツレナイ態度は取れないが、
正直この瞬間に、
「深くかかわりあいたくない」という
拒否反応が出てしまった。

そして以前記事にもしているが、
コロナの前後あたりくらいからだろうか。
このおばあちゃんの行動が怪しくなり出した。
夜中の2時、3時に電話をしてきては
「今すぐ仕事を止めろ。
やかましくて眠れない!」と怒鳴り散らす。
日中も足を踏み鳴らし、
「ボリュームを下げろ!」とわめき続ける。

暴言はどんどんエスカレートしていき、
Fワードを連発しながら
”Downstairs”と私たちを罵るようにもなった。
怖かったのは、Japanese!と
明かに私に対しての暴言を吐かれた時だ。
この1回きりだが、
間違いなく私のことを侮辱していた。

そんな異常な行動が
ON/OFFありながらも今もずっと続いている。
そして定期的?に、
新しいScreaming法を編み出してくる。
昨夜New releaseされたのが、
「何妙法蓮華経」だ。
夜の8時頃に上階からダミ声が聞こえだした。
声は次第に大きくなる。
最初は何を言っているのかさっぱりだったのだが
よ~く耳を澄ますと聞こえてきた。

「ナンミョ ホウレン ゲッキョ!」
「ナンミョ ホウレン ゲッキョ!」

これを数回連呼しては、杖か何かで
床をドスンッと激しく叩く。
二階の廊下を行ったり来たりしながら、
10分くらい続いただろうか。
その後は念仏を唱える
低い声がしばらく続いていた。

いやぁ、この人大丈夫だろうか?
娘さんは知ってるのだろうか…

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