カナダの新星

女子テニス界にまた新星が現れた。
ビクトリア・エムボコ選手、18歳だ。

毎年全米オープンの前にカナダで開催される
ナショナル・バンク・オープンで優勝を飾った。
決勝の相手が大阪なおみ選手だったのは、
日本人の私としてはなんとも複雑…
しかし、18歳という若さで
一気に頂点へ上り詰めたテクニック、
最後までボールを追うハッスルプレーには
心から拍手を送りたい。

カナダの女子テニス界をけん引してきた
元世界ランキング5位の
ウジェニー・ブシャール選手が
同じこのナショナル・オープンで引退したのも
何か不思議なめぐりあわせを感じさせる。

私はテニスの試合をすべて追っているような
コアなファンではない。
テニスに足を突っ込んだ当初は
選手にも少し明るかったが、
最近のランキングには知らない名前がずらりと並ぶ。

同じく彗星のように現れた(私にとっては)
レイラ・フェルナンデス選手。
19歳で全米オープンを準優勝した時に
その存在を知ったのだが、
それがもう、4年前だとは…
当時、彼女も大阪なおみ選手と戦っている。
前年の全米覇者として出場していた大阪選手を破ると
次々と実力者をねじ伏せ決勝へ進んだ。
日本人としては、これも何かの運命を感じてしまう。

男子テニス界にも、力のある選手が出てきている。
応援する楽しみが増えた。

錦織選手が飛躍し始めた頃と時期を同じくして、
カナダでもミロシュ・ラオニッチ選手が活躍し始めていた。
大阪なおみ選手が世界に名を知らしめると
ビアンカ・アンドレースク選手が現れた。

日本もカナダも、
テニスはどちらかと言うとマイナー競技。
野球やホッケーなど、
それぞれ別の盛んなスポーツがある国で
テニスで世界に名を知らしめる選手たち。

テニス界の盛り上がりのリズムが
日本とカナダには共通するものがあると
勝手に感じている。
全米オープンからも目が離せない。

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました