自我の強さ

先日の集まりで、1つの発見があった。
クローズしたジムの飲み会に来るメンバーの顔触れは
ほぼ決まっている。
オーナーとインストラクター数名。
お酒とダンスが好きな女子2人組。
彼女募集中のシャイな男子。
そこに、不定期で顔を出す人が数名(私を含めて)。

こういったジムイベントに
最近になって顔を出すようになった
インストラクターのうちの1人は、
私たちと同じくジムオープン時からのメンバーで、
途中姿を消した時期もありながら
インストラクターになって戻ってきた人だ。
シャイな私としては、
メンバーの時期を知っている人の前で
指導できる勇気を私は尊敬する。
しかし同時に古株の仲間として応援したい。

他の場所で教えていた経験はあったらしいが、
マーシャルアーツのバックグラウンドがあるわけではない。
そこで彼女はコンディショニングにフォーカスした構成の
クラスを提供することになった。
もともとウェートトレーニング畑?出身の私として
コンディショニングトレーニングの良さは十分理解できるし、
必要な要素ではあることは重々承知だ。
ただ残念ながら、
私がこのジムに求めていたものとは方向性が違ってしまった。

彼女のスタイルは、
どちらかというとサーキットトレーニングで
参加メンバー全員で動きを連携させたり、
ペアを組んでのエクササイズがメインになる。
体力、目的、スピード…人それぞれ違う。
私としては、トレーニングに協調性は必要ない。
いかに自分の限界に挑めるかである。
他人に合わせなければならないエクササイズはストレスになる。
申し訳ない気持ちはあったが、
私は参加する曜日を変えた。

しかし、私が出席する曜日の受付に彼女がいたり、
彼女自身のエクササイズのために
そのクラスに参加しに来たりしている日があり、
出くわした時は気まずさが漂った。
会うたびに、なぜ私のクラスに来ないのか?的な会話になる。
「あなたのクラスは私には合わない」とはさすがに言えない。
彼女は露骨に「嫌われてるのか」を探ってくる。
その押しの強さを肌で感じ取ってはいたが、
今までそれほど深く話をしたことはない。

先日の飲み会で、
初めて彼女と長い時間を共有することになった。
彼女の物言いはナイフのように鋭い。
「好き/嫌い」がはっきりしていて、
躊躇することなく自分の意見を述べる。
白/黒はっきりしていてわかりやすいが、
彼女のその強烈な言動で、
来なくなったメンバーさんもいるらしい。
(それって接客業としてマイナスですけど…)
堂々と自分でそう言っていた。

強っ…

当然ながら、ジムメンバーの話もたくさん出たが、
「あの人は、”not my girl”だから
“I don’t care”」ってぶった切る。

怖ぇぇぇ…

7年越しに彼女の真の姿を知ってかなり驚いた。
私も、彼女の”my girl”じゃなかっただけに、
彼女の『嫌い』枠に入っているのかもしれない。

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