歌の力

言葉

Phil Collins の Against All Oddsが
ジュークボックスから流れてきた。
以前この曲でグッときたことがある。

世の中には感動をもたらすものが色々と存在する。
その1つがスポーツかもしれない。
私がスポーツ好きなこともあるが、
スポーツの感動は私にとって一番身近にある気がする。
オリンピックで色々と感動したのも記憶に新しい。

他にも色々あるだろう。
映画、ドラマ、舞台、ダンス、ミュージック…
その時の自分の精神状態によっても感動の幅が変わる。
実は私はあまり音楽を聞かない。
嫌いなわけじゃないが、
どういう訳かそんなに執着がないのだ。
そうはいっても、思い出の曲や好きな曲を
いくらかは持っているし、
音楽に心を揺さぶられることだってもちろんある。
ドラマや映画の感動場面は正にその1つと言えるだろう。

昨今はオーディションのリアリティー番組がはやりだ。
私はワーホリでカナダに来た時に、
アメリカン・アイドル」という番組に出会った。
これは純粋に歌1本で勝負する。
そして様々なダンスの能力を競い合う
So you think you can dance」。
更には歌だけでなく、
ダンス、マジック、コメディーなど
様々なジャンルのパフォーマーが競い合う
America’s Got Talent
Britain’s Got Talent」などもある。
出場者の才能に鳥肌が立つこともしばしばだ。

旦那と暮らし始めた当初はよく見ていたが
最近は全く見ていない。
しかし、たまにふと見たくなり
YouTubeのクリップをサーフィンすることがある。
そしてそこで鳥肌が立つ瞬間に遭遇する。
Phil Collins の Against All Odds も
その YouTube サーフィンで出会った。

私が歌に引き込まれるポイントは、
まずメロディーと声のトーン。
そして声の奥行。声量。安定感。
これが自分のツボにハマると実に心地いい。

時にパフォーマーのバックグラウンドが
歌詞と見事にオーバーラップすると
感情が何倍にも膨れ上がることがある。
この人がまさにそうだった。
コービー・ブライアントさんのヘリコプター事後で
奥さんを亡くしたMatt Mauserさん。
もはや歌を超えている。
今は亡き奥さんに向けて心情を吐露するような歌声は
切なくて美しい…
(これを書きながら再視聴してウルウルしている)

America’s Got Talent

この後、オリジナルの Phil Collins バーションを聞いたのだが、
Mattさんが作り上げた世界観はそこにはなかった。
同じメロディー、同じ歌詞にもかかわらず、
歌詞が淡々と音にのってただ流れていく。
歌というのは何と不思議なものなのだろう…

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