Trick or Treat

日々の暮らし

カナダの10/31といえばハロウィーン。
アメリカやイギリスと並び
ハロウィーンが人気な国の1つだ。

日本も最近では1つのイベントとして
人気が増してきているようだが、
私が子どもの頃はハロウィーンの「ハ」の字もなく
外国にある行事の1つという程度の認識だった。
実は1970年代にすでに日本に入ってきていたらしいが、
私が自分の中ではっきりと知識として知ったのは、
1992年に起きた日本人留学生の悲しい事件だったような気がする。
(悲しい記事を書くつもりはないのでここでは深く触れない)

パーティーに縁のない(苦手な)私にとっては
何でもないただの1日だが、
仮装している人を見るのは決して嫌いじゃない。
コスチュームにくるまれた小さな子どもたちの姿は愛らしいし、
仮装した大人たちを見るのも実におもしろい。
朝からレイア姫が車を運転している姿を見られるのは
恐らくこの日だけだろう。

その年にバズった映画などのキャラを速攻取り入れるのか、
定番の安定キャラを選択するのか。
はたまた独自のクリエイティブさで勝負するのか。
パティ―好き、コスチューム好きには
たまらないイベントに違いない。
通っていたキックボクシングジムでも、
毎年のように “仮装をしてクラスに参加しよう!”
というイベントがあった。
Ann and Andy の Andy の衣装を着てクラスをリードする
185cm超のインストラクターの姿は、
コミカルでありながらも
ちょっとだけspookyだったのを覚えている。

時代と共にハロウィーン本来の宗教色は薄れ、
カナダでも大人がコスチュームを着て楽しむ
パーティーイベントとして親しまれているが、
子どもが主役なのを忘れてはいけない。
学校にも衣装を着ていき、(学校によるが)
夕方には近所を回ってTrick or Treatをする。
今夜はバレーボールnightだが、
小さい子どものいるメンバーは欠席だ。
子どもの一大イベントをサポートしなければならない。

そしてこの時期の散歩は、紅葉以外にも
各家のデコレーションを見る楽しみが増える。
ここにはハロウィーンの Originである “Death” が
しっかり漂っている。
枯葉が積もった前庭に立ち並ぶ墓石が
本来のハロウィーンの姿を思い出させてくれる。
元々の家の作りだけで
めちゃくちゃ味が出てしまう家があるのが面白い。
ハロウィーンの飾りは1つもない。
それなのに鬱蒼とした木と枯葉に覆われているせいで
奥まった薄暗い戸口まで行くのに勇気がいりそうな
spookyさが自然と醸し出されてしまう。
“ハロウィーンの家” として認定してあげたいくらいの出来だ。

例年は10℃前後と寒いハロウィーンだが、
今年は気味が悪いほど暖かい。
薄手のコスチュームで出歩く子どもたちには
ありがたい気温かもしれない。
Trick or Treatをする子どもも
大人の Night life を楽しむ人も
それぞれ楽しい1日が過ごせますように…

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