鏡の恐怖

エイジング

義母の家にお世話になる時に
使わせてもらう部屋には姿見がある。
着替えをしていて
鏡に映った自分の姿に気絶しかけた…

家系的?にうちは皆小柄なのだが
下半身に肉がつきやすい。
スキニージーンズなんてものは
一体どんな脚の持ち主がはくものなのか
理解に苦しむほどだ。

膝下の短さ、足首のなさ、
肉肉しい膝小僧、張った太もも…
(足が短いのは暗黙の了解)
本当に自分の脚が嫌いだ。
旦那のほうが細い脚を持っていることに
強いジェラシーを感じる。
シュッとしまった足首に
形のいいふくらはぎ。
膝蓋骨の形が見える膝…
ズルい、ズルすぎる。

そんな悩みの多い下半身に比べれば、
上半身はいたって普通だ。
お腹ボッコリという悩みもさほどなく
今まで生きてきた。
しかしやはり年齢には勝てないのか?
Gravityという見えない敵も
一斉攻撃を仕掛けてきている。

カナダに来てからの
食生活の変化がそれに追い打ちをかける。
ビール、スイーツ、チップス…
日本では、すべて縁遠かったもの。
気づけば浮き輪肉が目につき始めた。
旦那のビールっ腹を揶揄ってる場合じゃない。

過去5年に渡るキックボクシングの
定期的なエクササイズ量は、
正直20〜30代の頃と比べても
断然多かったはずなのに…
体型維持どころか、
悲しいかなどんどん崩れていく。
これが老化ということか😱

自宅にも姿見はある。
手遅れにならないうちに、
つまめる余計な肉を落としたい
とは思っていたのだが、
昨夜目にした自分の姿は、
何やらとてつもなく別次元の代物だった。

痩せて見える鏡というものは
実際に存在する。
しかし、たるみが激しくなる鏡というのも
存在するのだろうか?
義母の部屋の姿見に映っていた浮き輪は、
私の認識を遥かに超えたサイズだった。
いつの間に…
鏡よ、鏡、鏡さん。
あなたが歪んでいただけだと信じたい…

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