怪我の功名?

今年に入ってコツコツ学んでいることがある。
コミュニティーや講座に入り
スキルアップを図っているところだ。
その一環で、先日”グルコン”なるものに参加した。

”グルコン”…
日本を離れてずいぶん経つ。
今の日本で話されている日常語には
知らないものも多い。
若者言葉など、もはや私にとっては宇宙語だ。
日本人は短縮した言葉を生み出すことに長けていると思う。
最初この言葉を聞いた時、
3秒ほど脳がフリーズした。
会話の流れから、
なんとなくコンサルティングっぽいことが想像できたので、
グルコン・グルコン・グルコン…
なるほど”グループコンサルティング”かと
正解にたどり着いた。
こんな長い名詞をたった4文字に短縮してしまう。
このセンスに拍手したい。
(ただ、これが英会話の弊害になるのだが…)

前置きはさておき、
このグルコンの参加者は全部で8名。
あらかじめ相談内容を各自提出しており、
順番にそのお悩みにアドバイスをいただけるという構成だった。
ホストはもちろんカメラON。
カメラOFFは私を含めて3人。
私も、本業でZoomミーティングをすることがある。
相手がカメラOFFだとやりにくい。
セミナーのように
ほぼ聴講するだけのようなものであればまだしも
相談を持ちかけるのにカメラOFFなのは
相手に失礼だと感じてしまう。

ただ、1対1であれば
初めから私もカメラをONにしたであろう。
しかしグルコンと言うだけあって、
他にも参加者がおり、しかも皆さんお若め。
はつらつとしたお顔で、
どんな角度からでも耐えうる
ビジュアルをお持ちの人ばかりだ。

人生も後半に入ると、
油断している時の顔は見るに堪えない恐ろしさだ。
他の方の相談を聞いている時の
まさに油断している素顔が
どんなことになっているかは想像に難くない。
そんな恐ろしい顔をさらす勇気は
私にはまだない。
失礼ながら、自分の番が来るまで
カメラはOFFにさせていただいた。

そして自分の番が到来。
意を決してカメラをONに。
私がしゃべり始めると、
私の心の声が届いたのか、
はたまた「顔出しはやめとけ」という天の声か、
それまで部屋を煌々と照らしていた電気が点滅し始め
数秒後に電気が落ちた。

Zoomの画面には、
明るく映し出されたバーチャル背景の前に
黒く映る自分の姿。
停電ではなく、
単純に部屋の電球が落ちただけなので
そのままの状態で自分のコンサルを進めさせていただいた。

自分の番が終わり、
改めてカメラをOFF切り替えたあと、
部屋の電気のスイッチを入れ直すと普通に点灯。
確かに、最近少し接触が悪く
そろそろ電球が切れるかもと感じてはいたのだが、
まだ切れたわけじゃなかったようだ。
顔をさらすことを電球にまで心配される始末。
大丈夫か?ワタシ…

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