若さを保つ秘訣

通勤って意外と大事…
自宅勤務になって早5年。
コロナ前まで、片道1時間の通勤を
週5でこなしていた。
出勤時は乗り継ぎが比較的スムーズで
1時間以内でおさまるが、
帰宅時は電車・バスとも混んでいて
見送ることも多く乗り継ぎの時間が余計に可算され
1時間30分くらいかかることも多かった。

日本にいた頃の通勤時間からすれば半分に減ったが、
それでもやはり通勤は面倒くさい。
何よりも立ちっぱなしで
あの人混みにもまれるのが嫌いだ。
(東京の人混みに比べたら屁でもないのだが…)
私は通勤時間を有効に使えるタイプでもない。
フリーペーパーがあった頃はまだよかった。
元々活字が好きな私は新聞好き。
通勤時間はもっぱら新聞を読む読書の時間。
(ただ、バスでは酔うので地下鉄のみ)

しかし紙媒体がどんどん廃止され、
私のバイブルだったフリーペーパーもなくなった。
携帯で活字を読むのは疲れるのでほとんどしない。
画面が小さい上に
仕事でPCの画面を見続けるのに
それ以外の時間も
ブルーライトスクリーンを見続けることはしたくない。

1日24時間しかない貴重な時間を奪われる通勤。
それが無くなった今は幸せなのだが、
時に、通勤の重要性を感じることがある。
1つは運動不足の解消。
オフィス業務も座りっぱなしだが、
少なくとも毎日歩いている。

そしてもう1つが若さの維持。
”人に見られる”という緊張感は
若さを保つのに絶対重要に違いない。
私のことを見ている人なんて実際には誰もいないのだが、
それでもやはり人目に触れるという緊張感から、
顔がそれなりに引き締まる気がするのだ。
それが無いと緩みっぱなし…
人に見られることってきっと相当大事。

世の中に自分の姿を映す鏡は色々あれど、
地下鉄の車窓が一番恐ろしい。
自宅の鏡で、毎日顔を見ており、
「ああ、老けたなぁ」と感じてはいるが、
それでもまだまだダイジョブと思いながら外へ出る。
そして車窓に映し出された”ババア”過ぎる顔に
ドン引きする。
あれは、盛られてるのか?
それとも真実を映し出しているのか?

そんな動揺を隠して友人たちに会い、
「変わらないねぇ」とお世辞でも言ってもらえることで
少し自信を取り戻す。
レストランでトイレに立ち、
トイレの鏡に映る自分が
数時間前に地下鉄で見た自分より若いことに少しホッとする。
どっちの姿が本物なのか?

車窓に移る自分の姿が、
きっと真の姿なのだろうと思ってはいるが、
夢であってほしいと願わずにはいられない。
だって、本当にヤバイんだもん…

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました