昨日は日本のラーメンを食べてきた。
ダンダスウエスト駅から徒歩5,6分のところにある
Musoshin Ramen (無双心)。
あまり目立たない場所に
ひっそりと佇むこぢんまりとしたお店だが、
お客さんで賑わっていた。
久々に日本の味を堪能した。
京都発症のラーメン屋さんで、
”豚骨ペースのスープながらあっさりとした味わい”。
らしい…
これはラーメン好きな友人のコメント。
お恥ずかしながら、私は味わいの違いがあまりわからない。
単純に、『日本の味』として楽しませていただいた。

私は子供の頃、麺が好きではなかった。
完全にお米派で、夕飯が麺だとテンションが下がる。
父がうどん好きで週1くらいでうどんになるのだが、
正直ちっとも嬉しくない。
麺が好きに慣れなかった理由は
「おなかが満足する前に味に飽きてしまう」
というところにある。
空腹感が満たされない物足りなさがあるのだ。

日本にはいろいろな種類の麺がある。
ざっくりと分けるとラーメン、そば、うどんだろうか。
細かく分けたらどれだけあるのだろう。
今思い返してみると、
私が一番好きになれなかったのは『そうめん』かもしれない。
暑さで食欲が落ちる夏。
つるつるっと食べられる冷麺が好きな人は多い。
でも私は好きになれなかった。
最初はおいしく感じても、
おなかは少しも満たされないうちに飽きてしまうからだ。

でも日本を離れ、
毎日のようにバーガーを食べるような生活をしているうちに
麺が恋しくなるようになった。
改めて日本の麺の豊富さに驚く。
ラーメンを始め焼きそばもおいしいし、
夏になると冷やし中華が食べたくなる。
あんなに興味のなかったうどんやそうめんも
たまに食べてみたくなるのだから
不思議なものだ。

歳をとって消費できる量が減り
舌が楽しめる量と、おなかが満足できる量が
一致してきたからかもしれない。
そして何よりも確実なのは
私の舌も心も満たしてくれるのは
やはり日本の味であるということだ。

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