日本では国民病とも言われるスギ花粉症。
私も例に漏れず花粉症持ちだ。
かなり初期のころから患っている。
何なら、うちの父は “スギ花粉症” のパイオニアだ。
名もない頃から発症し、
どの耳鼻科へ行っても首を傾げられ、
数年経ってやっと ”スギ花粉症” なる名が確立されたらしい。
私は小学生の頃から慢性鼻炎で、
それがいつの間にか花粉症にもなっていた。
花粉症持ちの人間にとっては、春は楽しめない季節だ。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…
ああ、憂鬱。
しかしカナダに来て、その春の憂鬱から解放された…
のもつかの間、次第にアレルギー症状がでてくるようになった。
カナダには日本ほどスギはないが、
花粉を飛ばす植物はたくさんある。
アレルギー検査をしていないので
何に反応しているか定かではないものの、
あらゆるものに反応している気がする。
そして、その症状は年々ひどくなっている。
ただ不思議なのは、
症状の出方がめちゃくちゃ突発性だということ。
季節は関係なく、ある日突然くしゃみ・鼻水が止まらなくなる。
そして翌日には何事もなかったかのように治まってしまう。
昨日が、まさにその日だった。
朝食を食べ終わった頃から鼻水が出始め、
2、3回鼻をかんでいるうちに、
くしゃみが参戦してきて止まらなくなった。
環境を変えると症状が治まることがあるので、買い物に出てみる。
外出したことで一時的におさまったように見えたが、
やはりそんなに甘くはなかった。
身体を垂直に起こしている限り、重力で鼻水はとめどなく流れ落ちる。
鼻の両穴にティッシュを詰め込み仕事を続けるが、
鼻の中がむずがゆくて、くしゃみが止まらない。
この症状を和らげるには横になるしかない。
1日が終わる頃には、鼻のかみ過ぎで鼻周りはヒリヒリし、
かゆみとくしゃみの連発に振り回されグッタリだ。
昨夜は早々に床についた。
アレルギー症状が出た翌日は、恐る恐る1日が始まる。
今日もまた、あの悪夢を繰り返すのか…?と。
大抵、鼻の中に何かが引っ掛かっているような感覚で、
それがむずがゆさを誘発するのだが、今日はその感覚が消えている。
少し鼻水が出るものの、昨日の症状がウソのように治まった。
一体何だったのか?
突然襲ってくるアレルギー症状。最近はいつもこんな調子だ。
来年、春に日本へ旅行する話が持ち上がっている。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、
旅行くらい大丈夫じゃないかという気になっていたが、
昨日の状態が毎日続くことを思うと、
やはり考え直した方がいいに違いない。
両穴にティッシュを詰めていられるのは家の中だけだ…
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