旦那の旅と時を同じくして、
うちの住居のベースメンはリノベーションが始まった。
雨水を建物内に引き込むという
理解しがたい造りになっているこの古いビルディング…
(あり得なくない?!)
大雨で度々浸水の被害に遭ってきた。
住居内に水を引いてどうするよ??
普通、雨水は住居から外へと吐き出すようにするものだろう。
しかしうちの場合、
雨水が庭からベースメントの入り口へつながる階段を流れ落ちる。
Gravity。
水は高いところから低いところへ流れていく。当然だ。
そして1畳くらいのハコになったスペースにたまっていく。
小さな排水溝が1つあるが、
昨今のゲリラ豪雨の雨量をさばけるキャパがない。
しかもその排水溝のパイプが
うちのベースメントに顔を出していることを知った時は、
開いた口がふさがらなかった。
この建物を建てた人の頭の中はどうなっていたのだろうか?
そして10年以上の年月を経て、
やっと大家さんがリノベをしてくれることになった。
ベースメントにあった家財を全部運びだし、
旦那が留守の間、私はずっとソファーで眠ることに。
日中は騒音の中で仕事をし、
リノベの状況が心配な旦那から
頻繁に入る確認の連絡に余計な時間を取られながらも
”新品”になるベースメントを夢に描いて耐えて?いた。
旅を終えて旦那が帰宅すると
週末は雨という予報どおりに夕方から天気がくずれた。
ゲリラ豪雨まではいかないものの、雨足が強まっていく。
庭を眺めていた旦那がFワードを発して
突然ベースメントへ走る。
えっ、ウソでしょ?!
もう二度と浸水させないための工事だったはず。
この程度の雨で浸水なんてありえない。
排水関連の工事をして、
新しいタイルを敷き詰めたのは、つい前日のこと。
ところが、
無残にもその新品のタイルに雨水が流れこんでいる。
”万が一”のために(これがあること自体、浸水前提のつくり!)
庭への階段に出るドア付近の床に
1つ排水口が設けられていたのだが
水はそこを避けるように流れていく。
排水口に向かわないってどういう造りよ?
一体全体何のための穴だ?
そしてそこからが速かった!
ドアの隙間から容赦なく水が流れこみ、
アッという間に部屋全体に広がった。
見事にワースト記録達成である。
今までの浸水は部屋の半分までで食い止められていた。
しかし今回は室内に排水口が2つも新設されながら、
何の役目も果たしていない。
ほぼ終わりかけていたリノベーションは
スタートに逆戻り。やり直しである。
もちろん全部やり直してくれるわけじゃない。
すでに敷き詰めたタイルは浸水したものが再利用される。
”新品の床”に生まれ変わる夢は、はかなく散っていった…
ただ明るい面もある。
もしこの浸水がなければ工事は完了し、
再び浸水と格闘する日々が始まるところだった。
しかし工事中に浸水してくれたことで、
問題点が浮き彫りになり
補強工事をしてくれることになったのは、
不幸中の幸いである。
「It won’t happen again」
この言葉、何度聞かされてきたことだろう。
私は今もまだ何一つ信用していない。
あり得ん!
ハプニング

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